岐阜県

市議が爆破予告

岐阜新聞
2020年06月30日(火)07時54分

爆破予告、関市議を逮捕 コロナ対応に不満?市事務所に脅迫文

 岐阜県関市上之保の市上之保事務所に爆破予告の脅迫文を送ったとして、県警捜査1課と関署は29日、威力業務妨害の疑いで、同市広見、現職市議の太田博勝容疑者(67)を逮捕した。

 逮捕容疑は、同事務所宛てに「事務所と市役所本庁舎に爆発物を仕掛けた」という趣旨の文書を郵送し、5月7日午後2時50分ごろから同4時40分ごろにかけて、市職員に爆発物の捜索をさせて業務を妨害した疑い。

 署によると、消印や市内の防犯カメラの映像などから太田容疑者が浮上した。市役所本庁舎には5月1日にも、新型コロナウイルスに関する市の窓口の対応を巡り不満を募らせていたとみられる内容の爆破予告文が届いており、署は関連を慎重に調べている。認否は明らかにしていない。

 同事務所によると、脅迫文はA4判1枚。ボールペンで手書きされ、封筒に入れられていた。新型コロナウイルスに関する内容の記述もあったという。

 太田容疑者は衆院議員秘書を経て2003年の市議選で初当選し、現在5期目。自民系会派「清流クラブ」に所属している。

2020年06月30日、岐阜新聞
太田博勝容疑者(67)

車の遺体は下呂市職員 使途不明金問題

岐阜新聞
2020年05月23日(土)08時33分

車の遺体は下呂市職員 使途不明金問題

 岐阜県警下呂署は22日、下呂市金山町弓掛の県道で17日に燃えた状態の乗用車内から見つかった遺体の身元は、同市の公務員男性(52)と判明した、と発表した。下呂市によると、男性は市の観光施設「下呂温泉合掌村」で約2千万円の使途不明金が判明した問題で、市の調査中に行方が分からなくなっていた同市課長補佐。

 署によると、死因は焼死とみられ、自殺の可能性があるとみて捜査している。

 市によると、2019年度の決算処理事務中に同施設で約2千万円の使途不明金が判明。3月の定期異動まで会計を担当していた男性から16日午前に事情を聞いたところ、架空の支払先への振り込みを認めた。その後、振込先などが分かる資料を家に取りに戻ると語り、同日午後に行方が分からなくなった。

 男性は11年4月に同施設へ異動、17年4月に課長補佐となり、今年4月の定期異動で企画課に移っていた。市は18年度以前の資料を調べるなどして使途不明金の全容解明を急ぐとともに、再発防止へ全部署を対象に特別監査を行い、会計や監査の問題点を把握する。

 山内登市長は取材に「職員の命が失われたこと、真相解明が難しくなったことは残念。市民に申し訳ない。真相を究明するとともに、再発防止に取り組んでいく」と話した。

県防災ヘリ運航できず 整備士パワハラで懲戒処分

岐阜新聞
2019年11月30日(土)07時52分

県防災ヘリ運航できず 整備士パワハラで懲戒処分

 岐阜県は29日、消火や救助、搬送活動を担う防災ヘリ「若鮎Ⅲ」の自主運航を10月1日から停止していることを明らかにした。県防災航空センターの同機を実質的に1人で整備していた男性整備士(48)が部下の20代の男性整備士に行ったパワハラを調査するため、見合わせていた。29日付で停職1カ月の懲戒処分を受けた整備士は12月末で退職する意向を示しており、同機の運航を再開する見通しは立っていない。

 県によると、整備士は2015年4月から17年7月までの間に指導の一環として、少なくとも7回にわたって部下の頭をたたいたり、足を蹴ったりしたほか、「なめ腐ってんじゃねえぞ」などと暴言を吐いた。部下は18年12月に精神疾患で休職した際に県人事課に被害を訴え、今年4月に復帰したが、「陰で悪口を言われる」と9月に再び被害を伝えた。部下は16年4月以降、センター長らに複数回相談し、センター側は整備士を指導したが、同課に報告していなかった。当時のセンター長ら4人を文書による厳重注意とした。

 センターは若鮎Ⅲと民間に運航委託している「若鮎Ⅰ」の2機を運用している。県警と若鮎Ⅲを共同利用しているが、機体に問題はなく、県警は継続して使用する。県警の飛行時には県警所属の整備士が機体を点検しているが、県は「指揮命令系統が違うため、県警の整備士に替わってもらうことはできない」とし、「県警や応援協定を結ぶ他県の支援を受けられることから県の運用に支障はない」と説明している。今後、若鮎Ⅲの整備士を確保する方針。

 若鮎Ⅲは、2009年に高山市の北アルプスで救助活動中に墜落した「若鮎Ⅱ」の後継機として11年11月に運航を開始した。

 また、若鮎Ⅲに備え付けられ、救助時に人をつり上げる「ホイスト」と呼ばれる装置について、処分を受けた整備士が製造メーカーの求める頻度での点検を行っていなかったことも判明した。

 県によると、点検は1カ月ごとか3時間の使用などを基準に必要だが、同整備士は1カ月の基準を70日間過ぎてから点検したことがあった。また、同整備士がガソリンや灯油などの消防法に定められた危険物約1200リットルを原則認められていないヘリの格納庫に保管していたことも発覚した。センターが今月28日までに全て撤去した。

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