千葉日報
2021年4月2日(金)05時00分

無断欠勤293日 習志野市、37歳男性職員を懲戒免

 再三の指導にもかかわらず無断欠勤を293日重ね、療養休暇の対象と判断できる診断書も提出していないとして、習志野市は1日、健康福祉部生活相談課の男性主事(37)を懲戒免職処分にしたと発表した。処分は3月26日付。本人には文書の送付で通知した。

 市によると、男性は連絡が取れた際には体調不良で出勤できないと説明した日もあったが、2019年5月16日以降は一度も出勤せず、会えていないという。

 18年にも35日間の無断欠勤で停職3カ月の懲戒処分を受けていた。市は医療機関の受診と診断書の提出を再三要請したが、昨年5月に一度だけ提出された診断書は、自宅などでの療養が必要との内容ではなく、市が医師による面談機会を設けても来なかったという。

 14年に社会福祉士資格を持つ専門職として採用。市は、勤務上の悩みの申し出はなかったとしている。