フジテレビ
2021年3月9日 火曜 午後7時00分

休暇取得を妨げ、暴言に無視…秋田県男鹿地区消防本部で管理職2人がパワハラ

 秋田県の男鹿地区消防本部の50代の男性管理職2人が、部下に対して休暇取得を妨げたり、暴言を浴びせたりなどのパワーハラスメントをしていたことが分かり、男鹿地区消防一部事務組合は9日、2人を減給の懲戒処分にした。

 処分を受けたのは、秋田県男鹿市の男鹿地区消防本部の50代の消防司令長と50代の消防司令の2人。このうち消防司令長は、部下の休暇の取得を妨げるなどするパワハラを2件。一方、消防司令は、2020年12月から2021年2月までの間、複数の部下に対して暴言を吐いたり、質問をされても無視したりするなどの行為を繰り返していた。パワハラ行為は2021年1月、職員からの届け出で発覚し、男鹿地区消防本部内で立ち上げた調査委員会でハラスメントを認定した。この結果を受け、男鹿地区消防一部事務組合は、9日付けで消防司令長を減給10分の1を2カ月。消防司令を減給10分の1を1カ月の懲戒処分にした。また、2人の上司にあたる、大場直樹消防長を訓告処分とした。

 今回の処分について、大場消防長は「ハラスメント防止に取り組んでいた中でこのようなことが発生したのは、誠に残念。再発防止に向けて取り組みを強化していく」とコメントした。