九州朝日放送
2021年03月03日(水)17時31分

佐賀・太良町建設課長の男に有罪判決

佐賀県太良町で随意契約で発注した業務について、うその文書を作成した罪などに問われた建設課長の男に有罪判決が言い渡されました。

判決によりますと、太良町の建設課長・田﨑一朗被告(60)は2019年12月、太良町が鹿島市の木材業者に発注していた立ち木などを伐採する業務について、住民との調整や機材の調達などで作業が遅延したと偽り、不正に契約期間を延長する文書に別の職員に押印させ、うその公文書を作成するなどしました。

3日の判決公判で、今泉裕登裁判長は「犯行は公文書に対する信頼を害し、町の誤った意思決定を実現させている悪質なもの」と指摘したうえで「前科がなく事実を認めて反省の態度を示している」として懲役1年6カ月、執行猶予3年を言い渡しました。