2020年11月9日 月曜 午後7時02分
2020年12月26日(土)20時16分
前市議会議長、16歳少女との性行為認める…「お小遣い」2000円渡す
18歳未満の少女と性行為をしたとして青森県青少年健全育成条例違反に問われた岩手県二戸市堀野、行政書士小笠原清晃被告(76)(前二戸市議会議長)の初公判が25日、盛岡地裁(片岡理知裁判官)であり、小笠原被告は「間違いありません」と起訴事実を認めた。
起訴状などによると、小笠原被告は3月23日午前、青森県八戸市内のホテルで、少女(当時16歳)が18歳未満であると知りながらみだらな行為をしたとされる。犯行後、少女に2000円を渡していた。少女にはその後もみだらな行為を5、6回繰り返し、「お小遣い」を渡していたという。
被告は18日に岩手県青少年環境浄化条例違反で追起訴され、同日、強制わいせつ容疑で再逮捕された。
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2021年02月03日(水)19時00分
元二戸市議会議長の男に懲役1年6か月求刑/岩手
18歳未満と知りながら3人の少女にみだらな行為などをしたとして逮捕・起訴された元・二戸市議会議長の男の2回目の公判が開かれ、検察は懲役1年6か月を求刑しました。
青森県の青少年健全育成条例違反と岩手県の青少年のための環境浄化に関する条例違反の罪に問われているのは元・二戸市議会議長の小笠原清晃被告76歳です。起訴状などによりますと小笠原被告は去年3月、八戸市内のホテルで青森県南部の当時16歳の少女に対し18歳未満と知りながらみだらな行為をしたとされているほか、去年6月と7月には県内の当時15歳の少女2人に対してそれぞれ自身の車や事務所内でわいせつな行為をしたとして追起訴されています。3日の公判で小笠原被告は、追起訴された内容を「間違いありません」と認めました。そして検察は「青少年の思慮の不十分さに乗じた犯行でその手口は卑劣、再犯を抑止するために厳しく罰する必要がある」などとして懲役1年6か月を求刑しました。判決公判は今月17日に開かれます。
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元二戸議長に有罪判決
10代の少女3人に対し、わいせつな行為をしたなどとして、岩手県の条例違反の罪などに問われている元二戸市議会議長の男の裁判で、盛岡地方裁判所は、17日、懲役1年6か月、執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。
二戸市議会の元議長の小笠原清晃被告(76)は、去年3月から7月にかけて、相談に乗る名目などで知り合った10代の少女3人にわいせつな行為をしたなどとして、岩手県の「青少年のための環境浄化に関する条例」違反の罪などに問われています。
17日の判決で、盛岡地方裁判所の片岡理知裁判官は「被告は犯行当時、市議会議員を務めて文教福祉に携わっており、青少年の健全な成長を率先して図ることを期待されながら、犯行に及んでおり、責任非難の程度は大きい」と指摘しました。
その上で「被害者の性的自己決定権を侵した事案ではなく、公職を辞職したなどの情状を考慮すれば、実刑以外の量刑も許されないではない」などとして、懲役1年6か月、執行猶予4年を言い渡しました。
片岡裁判官は、このあと、被告に対し、「立場上、あなたが一番やってはいけない人だった。そのことを重く受け止め、世の中にどのように埋め合わせていくか考えてください」と諭しました。
小笠原被告の弁護士は「控訴するかどうかは相談して決めます」と話していました。