岩手放送
2020年02月17日(月)19時00分

県職員が酒気帯び運転で死亡事故 県が陳謝/岩手

16日夜、岩手県釜石市で道路を横断していた80代の女性が乗用車にはねられ死亡し、運転していた県職員の男が酒気帯び運転などの疑いで現行犯逮捕されました。これを受けて17日、県は会見し陳謝しました。

逮捕されたのは県水産技術センターの利用加工部長・田老孝則容疑者(56)です。警察によりますと田老容疑者は16日午後7時ごろ、釜石市新町の市道で乗用車を運転中に、横断歩道を渡っていた釜石市上中島町の無職・澤田孝子さん(87)をはねました。澤田さんは頭などを強く打ちその後、死亡が確認されました。田老容疑者は現場での呼気検査で基準を上回るアルコールが検出され、酒気帯び運転と過失運転傷害の疑いで現行犯逮捕されました。田老容疑者は酒を飲んでいたことを認めているということです。

「深くお詫びを申し上げます。大変申し訳ありませんでした」

田老容疑者の逮捕を受けて県は17日、会見し陳謝しました。県は田老容疑者の16日の行動など詳細はまだ把握できておらず、処分については事実確認ができ次第、厳正な対処を検討するとしています。県水産技術センターの稲荷森輝明所長は田老容疑者について、「勤務態度に問題はなく、酒に関するトラブルについても聞いたことがない」と話しています。