海上自衛官逮捕 路上で暴行か
21日、海上自衛隊の49歳の2等海尉が、那覇市内ですれ違った男性の胸ぐらをつかむなどしたとして暴行の疑いで逮捕されました。
逮捕されたのは、海上自衛隊沖縄基地隊の2等海尉、岩永正文容疑者(49)です。
警察によりますと、2等海尉は21日午後6時すぎ、那覇市牧志の歩道ですれ違った男性の胸ぐらをつかみ、引っ張るなどしたとして暴行の疑いが持たれています。
男性にけがはなく当時、2等海尉は酒を飲んだ状態で男性と面識はなかったということです。
調べに対し「暴行した事実は認めるが、つかんだ部位が違う」と供述しているということで、警察が当時の状況を調べています。
この2等海尉は6年前、当時勤務していた長崎県の佐世保基地で、酒を飲んで車を運転したほか、同僚の隊員4人を殴ったとして停職30日の懲戒処分を受けていました。
また、県内の海上自衛隊では今月16日、那覇航空基地の2等海曹が那覇市内で酒気帯び運転の疑いで検挙されるなど、不祥事が相次いでいます。
今回の逮捕について、海上自衛隊沖縄基地隊司令の坊古居泰之1等海佐は「自衛官がこのような事件をおこし、大変申し訳なく思います。今後、このような事案を起こさないよう服務指導を徹底してまいります」とコメントしています。