NHK NEWS WEB
2019年11月29日(金)19時09分

堺市職員 副業や不正受給で免職

大阪・堺市は、職員が営利目的で手相占いを行ったり、定期券の写しを偽造して通勤手当を不正に受け取っていたなどとして、この職員を懲戒免職の処分にしました。

懲戒免職になったのは、堺市財政局財政部の41歳の男性の副主査です。
堺市によりますと、この副主査は、副業が認められていないにもかかわらず、対面やインターネット上で手相占いをして、あわせて8000円の報酬を得ていました。
また、ミニバイクで市役所に通勤していたにもかかわらず、過去に提出した書類をもとに数字の切り貼りをして、定期券の写しを偽造し、13万円の通勤手当を不正に受給していたことが発覚しました。
市の調査に対し、副主査は、「公務員・社会人としてあるまじき行為で反省したい」と話しているものの、不正の動機は明確に答えていないということです。
市は、29日付けでこの副主査を懲戒免職にしました。
土生徹総務局長は、「信用を失墜させたことを心からおわびします。今後一層、職員の服務規律の確保に努めたい」とコメントしています。