OBS大分放送
2019年11月8日(金)23時04分

犯人隠避の疑いで県職員を書類送検

中南米生息のワニを許可なく飼育していた大阪の業者にワニを譲り渡した犯人隠避の疑いで県西部保健所の男性職員が書類送検されました。書類送検されたのは、県西部保健所衛生課に勤める男性課長補佐(49)です。男性課長補佐は去年10月、特定動物に指定されている中南米生息のワニ「メガネカイマン」3頭を大分から大阪の業者に移送する際、受け入れ先の業者が飼育の許可を持っていないことを知りながら譲り渡した疑いが持たれています。この事件では大阪の業者が10月、北米原産の魚「トロピカルガー」や東南アジアなどに生息する「アミメニシキヘビ」などを許可なく飼育していたとして動物愛護法違反の疑いで大阪府警に逮捕されています。県によりますと、男性課長補佐は、日田市にある動物取扱店の関係者からワニの引き取り先について相談を受けていたとみられています。また県の聴き取りに対し、「大阪の業者は特定動物の移動に必要な許可をもっていると認識していた」と話し、容疑を否定しています。