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2019年11月01日(金)18時56分

運転代行業者を誤認逮捕=トラックは「想定外」-愛知県警

 愛知県警は1日、客を乗せるために必要な第2種免許を持たない者が運転代行業務を行ったとして、男性2人を逮捕したのは誤認だったと発表した。トラックの代行運転で摘発したが、道交法にトラックの代行運転を取り締まる規定がないことが分かったという。
 県警によると、9月11日に同県小牧市の運転代行会社が中型トラックを代行運転。運転したアルバイト男性(24)は中型トラックの免許はあったが、第2種免許がなかったため、県警は10月28日、この男性と業務を指示した社長(50)の2人を道交法違反などの容疑で逮捕した。
 しかし同31日、検察官の問い合わせで問題が浮上。道交法が規定する「代行運転普通自動車」にトラックは含まれないと判明した。立法の際、トラックの運転手が代行運転を利用することは想定されていなかったためとみられる。
 県警は1日、2人を釈放し謝罪したが、無免許で普通車の代行運転を行った疑いで捜査を続けるという。
 豊田俊道・県警交通捜査課長の話 法律の解釈をより厳格にして再発防止に努める。