京都新聞
2019年10月21日(月)19時05分

女性下着を体液で汚す 消防士を懲戒免職

 京都府京丹後市は21日、市消防本部峰山消防署久美浜分署の男性消防士(34)を懲戒免職処分にしたと発表した。

 市によると、消防士は3月ごろから4月ごろまでの間に、同市峰山町の商業施設で販売用の女性用下着に体液を付けて汚し、販売できなくしたとして2日、京丹後簡裁から器物損壊と偽計業務妨害の罪で罰金30万円の略式命令を受けた。

 京都地検などによると、消防士は同商業施設で女子中学生の着衣に体液を付けた疑いで7月に逮捕され、不起訴となった。また、市内の女性宅から女性用下着を盗んだ疑いで同月に逮捕されたが、不起訴(起訴猶予)となった。

 三崎政直市長は「誠に遺憾であり、深くおわび申し上げる。職員の倫理の保持に一層努める」とのコメントを出した。