徳島新聞
2019年2月15日(金)9時30分

徳島市職員、盗撮で免職 
勤務中に公用PCでゲームした管理職は停職

 徳島市は14日、女子高校生のスカート内を盗撮したとして市民環境部市民協働課の20代男性主事を懲戒免職とし、勤務中にパソコンゲームで遊んでいたとして市教委の課長補佐級の40代管理職男性を停職3カ月にしたと発表した。処分はいずれも同日付。

 市によると、主事は昨年12月20日午後5時半ごろ、徳島駅前の商業施設のエスカレーターで女子高校生に近づき、手持ちかばんに忍ばせた小型カメラをスカート内に差し入れ、盗撮した。犯行を見た人に呼び止められて近くの交番へ行き、県迷惑行為防止条例違反の疑いで県警の事情聴取を受けている。

 主事は当日休暇を取っており、12月22日に上司に報告。市の調べに対し、20日午前中にも列車内で盗撮行為をしたほか、約2年間盗撮を繰り返していたことを認めた。「最初は面白半分だったが、だんだん衝動が抑えきれなくなった」と話しているという。

 市教委職員は昨年5月28日~12月12日、職場のパソコンでパズルゲームや情報処理系の資格取得用ゲームを日常的に遊んでいた。12月に職員のパソコンからウイルスが検出されたため、市が調査したところ、33日間で計64回ゲームをしていたことが分かった。

 黒川義市民環境部長らが会見で明らかにした。遠藤彰良市長は「被害に遭われた方々や市民の皆さまに大変ご迷惑をお掛けし、深くおわび申し上げます。職員の綱紀粛正をさらに徹底したい」とのコメントを出した。