警視庁巡査部長が個人情報漏洩か 書類送検
警視庁麻布署の男性巡査部長(47)が、捜査用のデータベースで把握した他人の個人情報を暴力団関係者に漏らしたとして、警視庁が地方公務員法違反の疑いで巡査部長を書類送検したことが31日、捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると、巡査部長はこれまでの聴取に対し、容疑を否認。警視庁は事実関係の調査を継続し、見返りの有無などについても調べる方針。
巡査部長は同署組織犯罪対策課に所属。巡査部長が暴力団関係者と親しくしているとの情報があり、捜査を進めていた。
捜査関係者によると、巡査部長は平成28年ごろ、警視庁のデータベースで捜査に直接関係ない男性の住所などの個人情報を入手し、暴力団関係者に伝えた疑いが持たれている。