YOMIURI ONLINE
2018年12月29日(土)10時49分

女性巡査、グッズ交換巡りトラブル…本部長訓戒

 高知県警が、信用失墜行為などがあったとして、20歳代女性巡査と30歳代男性巡査長を本部長訓戒、50歳代男性警視を本部長注意にしていたことが、監察課への取材でわかった。処分はいずれも13日付。

 3人はいずれも警察署勤務。女性巡査は、アイドルグループのファン仲間の県外女性2人とツイッターで知り合い、一緒にコンサートに行くなど親しくなったが、6~10月、グッズ交換やコンサートのチケット代の支払いなどを巡ってトラブルに。女性の1人が県警に苦情を届け出て発覚した。巡査は処分が出た今月13日に依願退職した。

 男性巡査長は、8月上旬の深夜、署の懇親会で飲酒した後、泥酔状態で他人の家の駐車場などに入り、無施錠の車から、鍵を持ち帰っていた。巡査長は当時の記憶がなく、敷地内に忘れていった靴やかばんを、住人が署に届けて発覚した。

 男性警視は、親族から「身内と関係がある人物が逮捕されたことがあるらしい。身内が事件に巻き込まれる恐れがあるので調べてほしい」という相談を受け、その人物に逮捕歴があるという捜査情報を教えていた。

 県警監察課は「大変遺憾だ。再発防止に努める」とコメントした。