NHK NEWS WEB
2018年12月26日(水)12時56分

南陽署の巡査部長が飲酒運転か

南陽警察署の巡査部長が酒を飲んで車を運転した疑いがあるとして、警察が任意で事情を聞いていることが分かりました。
警察は「捜査中のため詳細は明らかにできないが、結果が出しだい厳正に対処したい」としています。

警察から任意で事情を聞かれているのは、南陽警察署に勤務する男性の巡査部長です。
警察によりますと、巡査部長は今月下旬県内で酒気帯びの状態で車を運転した疑いがあるということです。
警察が当時巡査部長の呼気を調べたところ、基準値を超えるアルコールが検出されたということです。
警察は、問題が発覚した経緯や巡査部長の認否を明らかにしていませんが、逃走や証拠隠滅のおそれはないとして逮捕はしないということです。
県警察本部監察課は「詳細については捜査中でコメントできない。捜査の結果が出しだい処分を含めて厳正に対処したい」としています。

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山形新聞
2019年01月18日(金)08時07分

飲酒運転容疑の南陽署員、停職3カ月 県警が書類送検、辞職

 県警は17日、飲酒運転をした疑いで任意捜査を受けていた南陽署の20代男性巡査部長を道交法違反(酒気帯び運転)容疑で書類送検し、停職3カ月の懲戒処分にしたと発表した。巡査部長は同日辞職した。飲食店を4軒はしごした後に運転代行車で帰ったが、官舎近くの路上で精算し、自ら約180メートル運転したという。

 送検容疑は昨年12月15日午前2時ごろ、南陽市内で、酒気を帯びた状態で乗用車を運転した疑い。

 県警監察課によると、巡査部長は同14日午後7時ごろから市内の居酒屋で1人で飲み始め、別に飲んでいた職場の同僚と合流してスナックなどを回った。ハイボールをジョッキで計12杯飲んだという。

 15日午前1時半に運転代行車で帰路に就いたが、車内で眠りうまく場所を伝えられなかった。車が官舎を通り過ぎてしまい、説明が面倒になったため途中で精算し、自ら運転した。運転代行業者の通報で署員が駆け付けると、官舎に止めた車の運転席で眠っていた。

 巡査部長は「路上の車が通行の妨げになり、深夜で家族や同僚に移動してもらうのは迷惑になるから運転した」と説明したという。

 県警の村山由明首席監察官は「県民挙げて飲酒運転撲滅に取り組んでいる中、信頼を損ね、深くおわび申し上げる。全職員に再発防止を指示し、信頼回復に努めたい」などとコメントした。