河北新報
2018年10月10日水曜日

<山形県警>警察学校試験で2人カンニング「良い成績を取りたかった」

 山形県警の警部補と巡査が警察学校の試験でカンニングをし、本部長訓戒の処分を受けていたことが9日、分かった。2人は県警の調査に対し、「良い成績を取りたかった」と話しているという。
 県警監察課によると、警部補は7月、東北管区警察学校(多賀城市)の警部補任用科卒業試験で、自作のメモを持ち込んでカンニングを行った。警部補は4月に昇任し、教養習得のため同校に2カ月入校していた。卒業試験に合否はないが、成績は本人と県警に通知されるという。
 巡査は8月、山形県警察学校の初任科長期中間試験でメモを持ち込み、カンニングをした。巡査は4月に10カ月間の長期課程として入校していた。処分を受け、依願退職したという。
 このほか、公務外で昨年7月~今年2月に2回、知人女性の犯罪歴や運転免許に関する情報を照会した巡査部長が本部長注意を受けた。女性から男女問題についての相談が県警に寄せられ、発覚した。