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2018年10月05日(金)19時25分

国税調査官、旅費を不正受給=勤務中スロットも-大阪国税局

 旅費を不正に受給するなどしたとして、大阪国税局は5日、和歌山県内の税務署に勤務する上席国税調査官の男性職員(51)を停職9カ月の懲戒処分にしたと発表した。国税庁監察官は、詐欺の疑いで職員を大阪地検に書類送検した。職員は同日付で辞職した。
 同局によると、大阪府内の税務署に勤務していた2016年8月~18年1月、出張していない旅費を請求したり、実際とは違う出張先を記載し増額請求したりして、計約67万円を不正受給するなどした。この他にも勤務時間中にパチンコ店でスロットをするなどしていた。
 大阪国税局の大西啓之広報広聴室長は「国民の信頼を著しく損ない、深くおわびする。再発防止策を徹底し、信頼回復に努める」とコメントした。