日本経済新聞
2018年8月25日(土)8時57分

50代警視あおり運転疑い 長崎県警が書類送検

 長崎県警の50代の男性警視が女性が運転する車にあおり運転をし、軽傷を負わせたとして今年1月に自動車運転処罰法違反(危険運転致傷)の疑いで書類送検されていたことが25日、捜査関係者への取材で分かった。警視は今月10日付で不起訴処分になった。

 捜査関係者によると、警視は昨年4月、同県時津町の一般道で車を運転中、女性の車に幅寄せをしたり前方に回り込んで急ブレーキをかけたりし、首を捻挫させるなどした疑い。

 2人の間に面識はなく、女性は県警へ通報した。事情聴取に警視は、女性の運転マナーを注意するために停止させようとしたと説明。「あおるつもりはなかった」と話したという。

 書類送検したことや内部処分の有無を発表していない理由を、県警関係者は「任意捜査だったため、必要がないと判断した」としている。

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YOMIURI ONLINE
2018年08月29日(水)12時39分

あおり運転容疑の警視、本部長訓戒処分に

 長崎県警の男性警視(50歳代)が今年1月、自動車運転死傷行為処罰法違反(危険運転致傷)容疑で長崎地検に書類送検された問題で、県警が警視を本部長訓戒の処分にしていたことがわかった。処分は今月14日付。

 県警監察課などによると、警視は昨年4月、同県時津町の国道で自家用車を運転中、前を走っていた車を追い越して強引な割り込みをするなどあおり運転と取られかねない運転で、女性ドライバーにけがをさせた疑いで書類送検され、今月10日付で不起訴となった。本部長訓戒は懲戒処分より軽く、同課は「総合的に判断した」と説明している。