共同通信
2018年7月31日(火)12時34分

無断で電柱登った消防士を処分
奈良、街路灯の部品を破損

 奈良県広域消防組合(同県橿原市)は31日、無断で電柱に登り街路灯の向きを変えて部品を破損したとして、葛城消防署(同県葛城市)の消防司令補(58)を同日付で減給10分の1(1カ月)の懲戒処分とした。

 組合によると今年6月、消防司令補が葛城市の自宅前にある電柱に登る姿を住民が目撃。連絡を受け組合が調べたところ、電柱の街路灯二つの向きが自宅やガレージ方向に変えられ、取り付け用バンドが破損していた。

 消防司令補は「街路灯から異常音がしたのでバンドが緩いと思って締め直した。自宅を照らすように向きを変えたつもりはない」と説明。既に弁償したという。