NHK NEWS WEB
2018年07月04日(水)12時35分

護衛艦でセクハラ相次ぎ2人処分

海上自衛隊大湊基地は、複数の女性隊員に対し、無理やり体に触るなどのわいせつ行為を繰り返した33歳の自衛官を懲戒免職処分に、同僚の女性隊員の胸を触った22歳の自衛官を停職2日の懲戒処分にしました。
2人はいずれも、護衛艦「まきなみ」に所属する隊員でした。

懲戒処分を受けたのは、いずれも海上自衛隊大湊基地の護衛艦「まきなみ」に所属する33歳の3等海曹と22歳の海士長です。
海上自衛隊によりますと、このうち3等海曹は去年9月からことし3月までの間、同じ護衛艦に勤務する3人の女性隊員に対し、無理やり体を触るなどのわいせつ行為を繰り返していたということです。
海上自衛隊の調べに対し3等海曹はこうした行為を認めているということで、海上自衛隊は4日付けで3等海曹を懲戒免職の処分にしました。
また、ことし2月、同僚の女性隊員の胸を意図的に触ったとして22歳の海士長を停職2日の処分にしました。
いずれも、被害にあった女性隊員が上司に報告し行為が発覚したということです。
護衛艦「まきなみ」の艦長を務める大日方孝行2等海佐は、「このような事案が立て続けに起きたことは極めて遺憾です。服務指導をさらに徹底し、再発防止に努めていきたい」とコメントしています。

 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

デーリー東北
2018年09月05日(水)23時30分

強制わいせつ罪の元海自隊員に有罪判決/青森地裁

 海上自衛隊の女性隊員にわいせつな行為をしたとして、強制わいせつの罪に問われた、海自大湊基地の護衛艦「まきなみ」の元3曹廣瀬賢和被告(33)=本籍・岐阜市=の判決公判が5日、青森地裁であり、木口麻衣裁判官は懲役2年6月(求刑同)、保護観察付きで執行猶予3年の有罪判決を言い渡した。

 木口裁判官は判決で、被害者に対し、わいせつ行為を繰り返し、犯行様態は悪質—と指摘。一方で、反省が認められるなどとして情状酌量した。

 判決によると、廣瀬被告は3月11日から12日にかけ、広島県呉市に係留中の護衛艦内で2回にわたり、女性の下半身や胸を触るなどした。