毎日新聞
2018年5月27日(日)

懲戒免職
県職員、被災地派遣先で家電盗む 熊本地震で 売却し借金返済に /宮崎

 宮崎県は、熊本地震の被災地支援のため熊本県阿蘇市に派遣していた県人事課の成田祐輔主事(31)が職員宿舎の家電などを盗み出してリサイクルショップに売却したとして、懲戒免職処分にしたと発表した。相当額が弁済されているため刑事告発はしない。

 同県によると元主事は今年1月、阿蘇市内の職員宿舎にあった冷蔵庫や電子レンジなど7点計15万円相当を4回にわたって宮崎県内のリサイクルショップに売却し、約2万円を受け取ったという。

 元主事は昨年度の1年間、熊本県阿蘇地域振興局に派遣され復旧事業のための用地取得を担当。休日などに家電や家具を持ち出して宮崎県内で売却していたという。元主事が退去した3月26日に熊本県の担当者が気付き、宮崎県に連絡。宮崎県は熊本県に謝罪した。元主事は「借金返済や遊興費に使った。家電などは新たに購入して返すつもりだった」と話しているという。

 元主事は今年2、3月にも宮崎県の県立学校名義で購入した電動工具など23点計70万円相当をリサイクルショップに売却し、約24万円を受け取っていたという。販売した量販店が学校に請求書を送っても支払いがなかったことから発覚した。