山形新聞
2018年05月16日(水)08時58分

天童市消防本部でパワハラ、減給3月 消防司令補、部下に厳しい言葉

 天童市消防本部の30代消防司令補が、部下の20代消防士に厳しい言葉を浴びせるパワハラ行為を重ねていたことが15日、関係者への取材で分かった。市は2017年冬、消防司令補を減給3カ月の懲戒処分にしたが、これまで公表していなかった。

 複数の関係者によると、2人は高校の先輩後輩の関係で、2015年度には同本部内で同じ勤務グループに所属していた。消防司令補は訓練や酒席の場で消防士に対し日常的に厳しく接し、「辞めてしまえ」などと暴言を吐くこともあったという。

 消防士は精神疾患になり、16年春から数カ月にわたって職務を休んだ。消防士からの被害申告を受け、市が調査に当たり、「行き過ぎた指導」とパワハラ行為を認定した上で減給処分を下した。消防司令補は「申し訳ないことをした」と反省しているといい、消防士は既に職務復帰した。

 市は処分内容を公表しなかった理由について「事案が発覚した当時の規定では、公務中に関わる懲戒処分について、明確な公表基準がなかった」としている。