NHK NEWS WEB
2017年12月07日(木)19時41分

共益費着服の警察官を懲戒処分に

 津軽地方の警察署に勤務する警察官が、警察官用の宿舎で入居者から集めた共益費およそ30万円を着服したとして減給処分を受けたことがわかりました。
 処分を受けたのは、津軽地方の警察署に所属する30代の男性巡査長で、去年12月からことし5月にかけ警察官用の宿舎で、入居している世帯から集めた共益費の中からおよそ30万円を着服したということです。
 上司との面接のなかで、「共益費を着服し生活費に充てていた」と申し出たことから明らかになり、県警察本部はことし10月、減給10分の1、3か月の懲戒処分にしました。
 巡査長はその後、依願退職したということです。
 ほかにも、県南地方の警察署で、侮辱事件の捜査結果をまとめた書類を検察庁に送り忘れ、ことし8月に時効が成立していたとして、先月、捜査に関わった警視ら6人を「所属長注意」にしました。
 県警察本部監察課は「指導を徹底し、再発防止に努めたい」と話しています。