免停処分の事務処理で虚偽データ入力、容疑で和歌山県警職員を書類送検
運転免許停止の行政処分に関する事務処理で虚偽のデータ入力をしたなどとして、和歌山県警は16日、岩出署の男性警察職員(35)を減給100分の10(3カ月)の懲戒処分にした。県警は同日、公電磁的記録不正作出・同供用などの疑いで書類送検、職員は同日付で依願退職した。
県警監察課によると、県警運転免許課に勤務していた昨年7月、京都府在住のドライバーに対する免停処分の手続きを同府公安委員会に依頼する際、同委員会宛ての書類送付が遅れたのを隠すため、運転免許課のシステムに送付済みとする虚偽の記録を入れた。その後、書類を自宅に持ち帰っていたことも発覚した。
鉛口(かなぐち)恵吾首席監察官は「誠に遺憾。指導管理を徹底し、再発防止に努めたい」としている。