岩手日報
2017年10月26日(木)

一関市職員の男逮捕 女子高生に向精神薬譲渡容疑

 宮城県警は25日、向精神薬である精神安定剤を高校3年の女子生徒(17)に譲り渡したとして、麻薬取締法違反(譲り渡し)の疑いで、一関市まちづくり推進課主査の吉田一朗容疑者(45)=同市=を逮捕した。

 逮捕容疑は6月6日午後7時ごろ、仙台市泉区の路上で、同区に住む女子生徒に、譲渡が禁止されている精神安定剤約20錠を無償で譲り渡した疑い。

 同県警によると、吉田容疑者は女子生徒と4月にツイッターを通じて知り合い「薬を飲むと楽になる」「頑張れ」などのメッセージを送信。4~6月に計約150錠を渡したとみられる。吉田容疑者は容疑を認め、譲渡が法律に触れるという認識があり「女子生徒から悩みを聞いてつらい気持ちを楽にしたかった」と話しており、同県警は入手経路などを調べている。


吉田一朗容疑者(45)

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産経ニュース
2017年12月29日(金)14時07分

市職員が女子高生に向精神薬を無償で譲渡 懲戒免職 岩手・一関

 岩手県一関市は28日、女子高生に向精神薬を譲り渡したとして、麻薬取締法違反(譲り渡し)容疑で逮捕、起訴された同市まちづくり推進課の吉田一朗主査(45)を懲戒免職処分とした。

 吉田元主査は6月6日、仙台市内でツイッターで知り合った同市の女子高生に、医師が処方していない向精神薬約20錠を無償で譲渡。宮城県警に同法違反容疑で逮捕され釈放されたが、12月20日に仙台地検が同法違反罪で起訴した。市の調査に、同じ女子高生に対して他にも向精神薬を渡していたと認め、「普段から相談に乗っており、元気づけるために渡した」と話している。

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河北新報
2018年02月24日土曜日

女子高生に向精神薬譲渡 元一関市職員に有罪判決

 仙台地裁は23日、麻薬取締法違反(譲渡)の罪に問われた元一関市まちづくり推進課主査吉田一朗被告(45)=一関市、懲戒免職=に懲役1年、執行猶予2年(求刑懲役1年)の判決を言い渡した。判決によると、被告は昨年6月6日、仙台市泉区泉中央の歩道で、同区の当時17歳の女子高生に、譲渡が禁止されている向精神薬の精神安定剤計40錠を無償で譲り渡した。