盗撮容疑で三重県職員逮捕 スカート内をスマホで
三重県警鈴鹿署は25日、女性のスカート内をスマートフォンで盗撮したとして、県迷惑防止条例違反の疑いで、県津建設事務所の前川典久容疑者(47)=同県鈴鹿市=を現行犯逮捕した。
逮捕容疑は、同日午前7時50分ごろ、鈴鹿市の近鉄名古屋線白子駅のエスカレーターで、同市の女性(40)のスカート内をスマートフォンで動画撮影したとしている。
鈴鹿署によると、被害を受けた女性が「痴漢」と叫び、近くの男性が110番、駆け付けた同署員が逮捕した。
三重県人事課は「県民の信頼を損なうこととなり、深くおわび申し上げます」とコメントを出した。
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盗撮の疑い 県職員を停職処分に
ことし8月、鈴鹿市で、女性のスカートの中を盗撮したとして、県の迷惑防止条例違反の疑いで逮捕された47歳の県職員について、県は28日付けで停職5か月の懲戒処分にしました。
停職5か月の懲戒処分を受けたのは、県津建設事務所の前川典久技術員(47)です。
県によりますと、前川技術員は、ことし8月、鈴鹿市の近鉄白子駅の上りエスカレーターで、41歳の女性のスカートの中をスマートフォンで撮影したとして、県の迷惑防止条例違反の疑いで逮捕され、その後、鈴鹿簡易裁判所から罰金30万円の略式命令を受けて納付しています。
県の聞き取りに対して、前川技術員は「逮捕された前日と当日で9人盗撮した。異動の希望がかなわないストレスでやってしまった」と話しているということです。
このため、県は前川技術員を28日付けで停職5か月の懲戒処分としました。
記者会見した県人事課の更屋英洋課長は「県民の信頼を損なったことについて深くおわび申し上げます。再発防止に努めてまいりたい」と話していました。