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2017年08月09日(水)17時31分

消防車検代の未払いで発覚、消防団の町係長横領

 福島県会津美里町消防団の活動費など計約490万円を3年4か月にわたって横領していたとして、町は7日、町消防団の庶務部長で、町くらし安心課消防交通係の佐瀬強さぜつよし係長(47)を懲戒免職にしたと発表した。

 処分は同日付。

 町によると、7月下旬、消防車両の車検代が未払いになっていると整備業者から指摘があり、上司が事情を聞いたところ、他にも複数の未払い案件があることが発覚。その際、消防団の口座から経費を横領していることを告白したという。

 佐瀬係長は2014年4月、庶務部長に就任。すぐに退団者から寄付された現金約10万円を着服した。さらに同年5月頃から今年7月までの間、団の口座から活動費計約430万円を月数回ずつに分けて引き出した。団員から集めた被服代など約20万円、研修会費の約30万円も横領した。

 団の活動費は、町が支払う団の役員報酬や、町の負担金などが原資。口座の通帳と判子は佐瀬係長が管理し、他にチェックする職員はいなかった。

 町の調査に対し、佐瀬係長は横領した金を「借金返済や、パチンコ、競輪などギャンブルに使った。大変なことをしてしまった」と話し、今月3日に全額弁済したという。団は刑事告訴を検討している。

 渡部英敏町長は7日に記者会見し、「不正を見抜けなかったのを深く反省する」と陳謝。今後、判子や通帳は1人の職員に管理させないようにする。