2017年04月26日(水)20時35分 WBS和歌山放送

和歌山市・職場失踪の男性主事を停職処分

和歌山市は、きょう(26日)上司に報告せずに勤務時間中に失踪し無断欠勤したとして、建設局道路部の25歳の男性主事を停職1か月の懲戒処分にすることを発表しました。

停職処分を受けたのは、建設局道路部・道路管理課の25歳の男性主事です。

和歌山市人事課によりますと、男性主事は勤務中だった先月(3月)27日、午後から上司に休暇の申請をせず作業着のまま突然失踪し、今月(4月)5日までの7日間、新幹線などを使って福井県や石川県、東京都を転々とし、この間、公園で過ごしたりインターネットカフェで寝泊まりするなどしていたということです。男性主事の家族が警察に捜索願を提出し、男性主事は、今月5日の朝に都内の路上を歩いているところを警察官に職務質問されて保護され、帰宅しました。

男性主事は、帰宅した翌日の今月6日から病気休暇をとっていて、人事課の聞き取りに対し、仕事で悩んでいたことや、日頃から周囲に劣等感を抱いていたことなどを話していて、「公務員としての自覚に欠ける身勝手な行動をしてしまい申し訳ない」とも話しているということです。

和歌山市は、「全体の奉仕者である公務員としてふさわしくない行為で、市民の信用を著しく失墜させる」として、あす(27日)から1カ月間の停職処分とするとともに、先月時点の道路管理課の課長と副課長、それに班長を厳重注意処分としました。