2017年2月13日(月)14時24分 朝日新聞デジタル

陸士長が暴行、自衛官候補生に後遺症 久留米駐屯地

 陸上自衛隊久留米駐屯地は13日、訓練中の20代の男性自衛官候補生(当時)に視力低下の後遺症が残る暴行を加えたとして、男性陸士長(22)を停職6日の懲戒処分にし、発表した。上司に報告しなかったとして、40代の男性1等陸尉を減給30分の1(1カ月)とした。

 発表によると、陸士長は2015年5月12日午後10時40分ごろ、自衛官候補生の男性が、鉄製の帽子を倉庫にしまっていなかったことを注意するため、鉄製の帽子のあごひもで左側頭部を数回たたいた際、左目にひもの先についている金具が当たった。候補生は左目の視力が1・0から0・03に低下したという。