2016年12月8日(木)10時46分 産経WEST

巡査長が飲酒運転でガードレール激突…通行人110番 高知県警、書類送検へ

 高知県警本部に勤務する30代の男性巡査長が11月、飲酒運転し自損事故を起こしていたことが8日、捜査関係者への取材で分かった。県警は、道交法違反(酒気帯び運転)容疑で巡査長を書類送検する方針。

 捜査関係者によると、巡査長は11月、高知県内で乗用車を運転中、ガードレールに衝突する事故を起こした。通行人が110番し、県警が調べたところ、呼気から基準値を超えるアルコール分が検出されたという。

 県警監察課は「適切な段階で発表する」としている。

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2017年3月2日(木)20時35分 産経WEST

飲酒運転で懲戒免職の元巡査長に有罪 高知地裁

 飲酒運転で自損事故を起こし、道交法違反(酒気帯び運転)の罪に問われた高知県警の元巡査長田渕泰臣被告(39)=高知県南国市、懲戒免職=に高知地裁は2日、懲役6月、執行猶予3年(求刑懲役6月)の判決を言い渡した。

 山田裕文裁判官は判決理由で「警察官として行動を律すべきだったことを踏まえると刑事責任は軽視できない」と指摘。執行猶予の理由については「懲戒免職となるなど一定の社会的制裁を受けた」などと述べた。

 判決によると、田渕被告は昨年11月26日午後11時45分ごろ、酒気を帯びた状態で、高知県黒潮町の道路で乗用車を運転した。県警によると、午後9時ごろまで高知市の親戚宅でワインを1・5リットル飲み、南国市の自宅にタクシーでいったん帰宅。四万十市の知人宅に向かう途中で、ガードパイプに衝突した。