2016年10月21日(金)12時31分 NHK NEWS WEB

酔って見知らぬ女性の顔なめた疑い 消防隊員を処分

東京消防庁の30歳の職員が酒に酔って路上で見知らぬ19歳の女性の顔をなめたとして6か月の停職処分を受け職員は21日付けで依願退職しました。

東京消防庁などによりますと処分を受けたのは、立川消防署に勤務していた30歳の消防士長で、ことし1月、府中市内の路上で帰宅途中の見知らぬ19歳の女性の前に立ちはだかったうえ無理やり顔をなめたということです。当時、消防士長は参加していた研修後に同僚と酒を飲んだ帰りで内部調査に対し「酒に酔っていて覚えていない」と話しているということです。

ことし7月、警視庁に強制わいせつの疑いで逮捕され、その後、起訴猶予となっていますが、東京消防庁は悪質な行為だとして21日付けで停職6か月の懲戒処分とし消防士長は依願退職したということです。
立川消防署の増田哲生署長は「消防職員としてあるまじき行為で、被害者に深くおわび申し上げます。教育指導を徹底し、信頼回復に努めてまいります」とコメントしています。