2016年4月29日(金)16時51分 産経WEST

男性警官がひき逃げ疑い 奈良県警が捜査

 奈良県警警備1課の男性警察官がひき逃げ事故を起こし、相手に軽傷を負わせたとして、県警が自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで捜査していることが29日、捜査関係者への取材で分かった。

 捜査関係者によると、男性警察官は26日夕、同県田原本町内を乗用車で走行中、2人乗りのバイクと接触。バイクの後部座席の同乗者に軽傷を負わせ、現場から逃げた疑いが持たれている。

 男性警察官は公務中ではなかったという。県警は「捜査中のためコメントできない」としている。

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2016年5月2日(月)18時28分 読売テレビ

奈良県警警官がひき逃げ 被害者は“重傷”

先月、奈良県警の警察官が起こしたひき逃げ事件の被害者の父親がカメラを前に、警察への憤りを語った。警察は当初、取材に対し、「被害者は重傷ではない」と答えていたが、病院で下された診断は“重傷”だった。ひき逃げされた女性の父親は「警察側もグルになってやってるんじゃないかと。隠してるからね、はっきり言うて。公表してないということはそういうことだと思った」と警察への不信感をあらわに話す。

 発端は、先月26日に発生した警察官によるひき逃げ事件だった。奈良県警・警備1課の男性警察官が奈良県田原本町で乗用車を運転中に2人乗りのバイクと接触。バイクは転倒。しかし、男性警察官は救護することなく、現場から立ち去った。この事件は“警察官によるひき逃げ”という問題では収まらなかった。奈良県警は、事件があったことを発表しなかった。発生から3日後、取材により事件が明らかに。奈良県警は当初、読売テレビの取材に対し、「まだ捜査中で逮捕者が出ていないこと」など発表の基準に達していない為と理由を説明していた。

 一方、被害にあった女性の父親は、警察の対応に憤りを感じているという。父親は「警察同士やから、隠ぺいでもしとんのかなって。(見舞いに来た男性警察官も)ひたすらあやまっとるだけで肝心なことは答えない。なんでひき逃げしたんやって聞いても、『捜査中のことで』と濁す。捜査、捜査いうけど、これだけ時間が空いたら捜査は終わってるんちゃうかなと」と話した。さらに問題はそれだけではなかった。父親は「ニュースを見て軽傷!?って。うちの娘は骨盤が2本折れて手を顔も、両手をケガして、顔にもケガして、これが軽傷ってどういうことって」と言う。

 当初、取材に対し、「被害者は重傷ではない」と答えていた奈良県警。しかし、病院で女性に下された診断は「骨盤骨折」。全治3か月の“重傷”だった。被害者の女性は「人の手を借りないと動かすと痛いんで」と話す。現在、女性はベッドに寝たきりの状態で、1人で起き上がることもできないという。父親は「警察官というのは出てるけど名前とか何も出てないじゃないですか。ふつうは犯罪者なんだから名前出るんじゃないのかなと。未成年じゃないし。公表してほしいですね、名前も。それが罪の償いやと思います」と話す。

 2日、県警は取材に対し、「容疑性が高い人物が特定されている。捜査中の事案は、逮捕に至るまで発表しない方針であり、後日、被害者が重傷であることも警察として把握しており、問題はありません」とコメントした。被害者の父親は、「事件からこれだけの日にちが経って逮捕されていない理由がわからない。きちんとした場で事件を公表してほしい」と奈良県警の対応に不信感を募らせている。

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産経WEST
2017年6月30日(金)20時31分

ひき逃げで警官を略式起訴 奈良区検

 奈良区検は30日までに、ひき逃げでミニバイクの女性にけがを負わせたとして、自動車運転処罰法違反(過失傷害)などの罪で、奈良県警警備1課の男性巡査部長(33)を略式起訴した。29日付。

 区検によると、昨年4月26日午後6時35分ごろ、同県田原本町の道路を乗用車で走行中、ミニバイクを追い越そうとして衝突し、女性に座骨骨折などのけがを負わせたが、現場から立ち去ったとしている。

 奈良県警は昨年7月、男性巡査部長を停職1カ月の懲戒処分としていた。