2016年02月28日(日)11時19分 NHK 首都圏 NEWS WEB

ひき逃げの疑い 消防署員逮捕

27日、千葉県木更津市で車どうしが正面衝突して女性2人がけがをし、警察は現場に車を置き去りにして逃げたとして26歳の消防署員をひき逃げなどの疑いで逮捕しました。

消防署員は酒気帯び運転をしていた疑いがあるほか、当初、警察に「自分の車が盗まれた」とうその通報をしていたということです。
逮捕されたのは千葉県の富津市消防署の消防署員、高橋誠容疑者(26)です。
27日午前9時すぎ、木更津市中島の国道で車どうしが正面衝突し、74歳と47歳の女性2人があばら骨を折るなどのけがをし、相手の車の男らが現場に車を置き去りにしたまま逃走しました。
警察がひき逃げ事件として捜査していたところ、およそ4時間後に、車の所有者の高橋容疑者から「自分の車が盗まれた」と通報があり、警察が調べていましたが、目撃情報などから高橋容疑者自身が運転していた疑いが強まり、28日未明、ひき逃げなどの疑いで逮捕しました。
警察によりますと、高橋容疑者は高校時代の同級生2人と都内でライブを見た帰りで、基準を超えるアルコールも検出され、調べに対して「怖くなって逃げた」と容疑を認めているということです。
警察は酒気帯び運転の疑いでも調べるとともに、高橋容疑者の車がセンターラインをはみ出したと見て事故の状況を調べています。