2016年02月25日(木)17時45分 NHK 首都圏 NEWS WEB

区の職員 同僚の勤務改ざんか

東京・世田谷区の56歳の職員が、人事のシステムを操作して同僚の勤務時間を改ざんし、原因を調査させるなど区の業務を妨害したとして警視庁に逮捕されました。

逮捕されたのは、世田谷区砧清掃事務所の職員、榎本裕容疑者(56)で、警視庁の調べによりますと、去年9月下旬、勤務先の業務用のパソコンから区の人事システムに接続し、同僚の勤務時間を消したり改ざんしたりして、区に原因を調査させたとして業務妨害の疑いがもたれています。
同じ部署の勤務管理の担当者がデータが操作されていることに気づいたということで、届けを受けた警視庁が捜査を進めた結果、システムへの接続記録などから榎本容疑者が同僚およそ30人の休日出勤や残業時間を改ざんしていたとして逮捕しました。
警視庁によりますと、調べに対し、榎本容疑者は容疑を認め「過去に業務上のミスを指摘された腹いせにやった」などと供述しているということです。