2015年8月31日(月)19時53分 産経WEST

「心の弱さと甘さ…」詐欺などで逮捕の大阪府警巡査部長を懲戒免職 FX失敗で多額の借金

 大阪府警は31日、偽名でカードローン契約を結び現金を引き出したとして、詐欺や窃盗などの容疑で逮捕した府警地域総務課の巡査部長、村上聡被告(41)=同罪などで起訴=を懲戒免職処分にした。村上被告は外国為替証拠金取引(FX)などに失敗して多額の借金があったといい、「自身の心の弱さと甘さが原因で、愚行を繰り返してしまった。申し訳ない」と話しているという。

 府警によると、村上被告は昨年9月以降、偽造した健康保険証で他人になりすまし、銀行と消費者金融計3社のローンカード11枚を詐取。ATM(現金自動預払機)から130回以上、計約1500万円を引き出したとされる。

 府警監察室の安井正英室長は「警察官として言語道断の行為であり、厳正に処分した」としている。