2015年05月27日(水)21時12分 NHK NEWS WEB

三原市職員不正アクセスの疑い

三原市の職員が、市の人事情報を管理するコンピューターのサーバーに不正にアクセスしたとして、警察に逮捕されました。

アクセスしたとみられる日は市の人事異動の発表前日で、警察は自分の人事情報を確認しようとした疑いもあるとみて調べています。

逮捕されたのは三原市下水道整備課の主査、熊谷成則容疑者(47)です。

警察によりますと熊谷主査はことし3月、市の職員914人分の異動や昇級の情報が管理されたコンピューターのサーバーに7回にわたり不正にアクセスしたとして、不正アクセス禁止法違反の疑いが持たれています。

警察や三原市によりますと、アクセスができるIDとパスワードは人事担当の一部の職員のみに交付されていますが、熊谷主査はこのIDなどを無断で使い、勤務時間中に公用のパソコンからアクセスしていたとみられるということです。

調べに対し容疑を認めているということです。

警察によりますとアクセスしたとみられる日は市の人事異動の発表前日で、警察は自分の異動や昇級を確認しようとした疑いもあるとみて、IDとパスワードの入手のいきさつや動機について調べています。

三原市の天満祥典市長は、「公務員としてあるまじき行為であり、今後は職員規律の一層の徹底を図っていきたい」とするコメントを出しました。