2014年06月30日(月) 09時04分 YOMIURI ONLINE

女性下着の名前、警官が誤記…身元判明遅れ謝罪

 群馬県館林市で2007年10月に保護され、6年半後の今年5月に身元が判明した東京都の認知症の女性について、県警は29日、保護時に身元特定につながる情報を把握しながら、全国の警察へ誤った内容で手配を出したことが身元判明の遅れの一因になったとして、都内に住む女性の夫に謝罪した。

 県警は30日、経緯や再発防止策などについて公表する。

 県警などによると、女性は東京都台東区の柳田三重子さん(67)。館林署員が東武館林駅前で保護した際、柳田さんの靴下に「ヤナギダ」、下着に「ミエコ」と書かれていたが、県警本部は迷い人の手配書に「氏名不詳」とした上、「下着には『エミコ』と書いてある」と誤記入し、全国の警察本部などへメール送信した。

 柳田さんは、NHKの番組放送をきっかけに情報が寄せられ、身元が分かった。