2013年5月28日(火)18時55分 中国放送 RCCニュース

後絶たぬ飲酒運転 公務員の摘発相次ぐ

 飲酒運転撲滅の声が高まっている中で、公務員による飲酒運転が相次いで発覚しました。

 広島市の職員は書類送検。当て逃げの疑いで逮捕された尾道の職員は、「酒を飲んでいて覚えていない」と供述しています。

 (飲酒検問の様子)「息して…(ハー)」

 撲滅に向けて様々な取り組みが進む飲酒運転…。県内では事故の件数は減っていますが、検挙の件数は増加しているといいます。

 警察は来月1か月間特別捜査隊を組織して、覆面パトカーなどによる取り締まりを強化することを決めました。

 そんな中、公務員による飲酒運転が相次いで発覚しました。

 広島市の安佐北区役所に勤務している57歳の男性職員が書類送検されました。

 7日の午前8時過ぎに酒気を帯びた状態で乗用車を運転して、駐車していた2台の車に衝突しました。

 (宮原大輔記者)「男性職員はさらに運転を続け、およそ600m離れたこちらの石段に衝突したということです」

 職員は事故を警察に届け出なかった疑いがもたれています。

 尾道市の職員は当て逃げや無免許運転の疑いで逮捕されました。

 水道局の技師・杉野原隆之容疑者は、25日の未明に福山市の国道2号で、車線変更をした際に他の車と接触しましたが、その場から逃げた疑いがもたれています。

 杉野原容疑者は、「事故については酒を飲んでいたため覚えていない」と供述しているといいます。

 免許取り消しとなった後も車での通勤や公用車の運転を続けていたという杉野原容疑者…。

 尾道市の調査にこれまでに5回程度飲酒運転をしたことを認めたということです。