京都市のまち美化職員が不法投棄容疑 他人マンションにごみ 引っ越しで出たごみや家庭ごみを他人のマンションのごみ集積所に不法投棄したとして、山科署は30日、廃棄物処理法違反の疑いで、京都市伏見まち美化事務所の男性職員(35)と妻(38)=伏見区=、職員の2人の兄=(41)、(39)=を書類送検した。
書類送検容疑は、職員と兄2人は5月25日、兄の引っ越しで出たDVDプレーヤーなどのごみを、山科区勧修寺のマンションのごみ集積所に捨てた疑い。職員と妻は6月1日、衣類や郵便物を同じ集積所に捨てた疑い。
山科署の説明では、職員は「安易にやってしまった」と容疑を認めている。マンション管理人が、外部からごみが持ち込まれているのに気付き、捨てられた郵便物に職員の名前があったため発覚したという。
市環境政策局によると、職員は家庭ごみの収集を担当していた。同局は「あってはならない行為で書類送致され、極めて遺憾」とコメントした。