2012年09月29日(土) NHKオンライン

死亡事故で巡査を書類送検へ

 ことし6月、琴浦町の自動車専用道路で、米子警察署に勤務する警察官が運転する乗用車と大型トラックが衝突し、 大型トラックを運転していた男性が死亡した事故で、警察はこの警察官が居眠り運転をしていたという見方を強め、10月上旬にも、自動車運転過失致死の疑いで書類送検する方針を固めました。
 この事故は、ことし6月5日午前1時20分ごろ、琴浦町赤碕の自動車専用道路「東伯・中山道路」で、米子警察署に勤務する23歳の男性巡査が運転する乗用車と、対向車線を走っていた大型トラックが衝突したものです。
 この事故で、大型トラックを運転していた米子市の43歳の男性が死亡し、男性巡査も肩の骨を折るなどの大けがをしました。
 警察のその後の調べで、この巡査は、米子市の自宅に帰るため、事故のおよそ1時間半前に鳥取市の知人の家を車で出たあと、運転中に眠気を感じていたものの、十分な休息を取らず、居眠りをして対向車線にはみ出し、事故を起こした疑いが強まったということです。
 このため警察は、10月上旬にもこの巡査を自動車運転過失致死の疑いで、鳥取地方検察庁倉吉支部に書類送検する方針です。
 警察の調べに対し、巡査は「眠気を感じ、もう少し先まで運転した場所で休憩しようと思ったが、一瞬眠ってしまった」などと容疑を認めているということです。