2012年7月20日(金)13時22分 読売新聞 YOMIURI ONLINE

「入金面倒」と給食費108万放置した女性主査

 岐阜県下呂市は19日、給食センター職員の給食費を適正に処理していなかったとして、前市教委教育総務課の女性主査(37)を減給10%(3か月)の懲戒処分にしたと発表した。

 また、上司だった前教育部長も、監督が不十分だったとして、減給5%(2か月)とした。

 発表によると、女性主査は2008年4月から今年3月まで、市の萩原給食センターの職員らの給食費を金融機関に入金する担当だったが、計約108万円を入金しないまま職場のロッカーに放置。異動した4月以降は自宅で保管していた。後任職員が帳簿を確認して不正処理が発覚し、女性主査は同月27日に全額を納入した。着服はしていないといい、女性主査は「金融機関に行くのが面倒だった」と話しているという。