2012年7月19日(木)21時11分 MSN産経ニュース

看護師、患者の預かり金着服 千葉県職員が調査中にツイッターで暴露も

 千葉県は19日、県内の民間病院で看護師の男が入院患者からの預かり金約270万円を私的流用していたと明らかにした。また、県などがこの問題を調査していた時期に、関連情報を短文投稿サイト「ツイッター」に書き込んでいたとして、地方公務員法違反(守秘義務違反)で、健康福祉部の男性職員(24)を減給10分の1(3カ月)の懲戒処分にした。

 県によると、この看護師は平成21年8月から23年12月にかけ、精神科病棟に入院する患者計38人からの預かり金計約270万円を私的に使い込んでいた。うち約200万円は、生活保護費を受給する19人のものだったという。

 県は2月、同病院を行政指導し、同病院は3月に私的流用した男性看護師を懲戒免職処分とした。

 一方、健康福祉部の男性職員は昨年12月、私的流用に関する匿名の通報を職場の電話で受けた。県などが事実確認を進めていたが、男性は周囲からの断片的な情報から、病院側が処分をせずに済ませようとしていると思い込み、1月13日に自身のツイッターに病院側の対応を非難する内容を投稿したという。

 県は、職員の当時の上司2人を厳重注意とした。看護師については「患者自身や家族が被害届を出しておらず、十分な社会的制裁を受けている」として刑事告発を見送った。患者の損害は病院が補填(ほてん)し看護師が分割で弁済を進めているという。